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三月の短歌 2020年

  • 吾思ひ心尽して整えた豊かな卓に友の愛見る
  • 厚さ牛の舌の如き艶光り福蓄える祖父の手掴む
  • 道半ば焦る吾(わ)の歳見ればなほ何が足りぬと頭抱えて
  • 亜土ちゃんのクリアファイルにシャーペンにラブリー文具仕事支える
  • 恋近く見る月の胸熱き実よ陽の君を待ついざや粧せむ
  • ひと粒の黒い小石が軋みおる吾(わ)の人生の峠の夜に
  • 白ゆりの染め帯に朱の帯締めで祖母の形見の大島を着る
  • 髪は黒頬は桃色唇(しん)は紅麒麟児来べし近未来の倭