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夢 ~ 彼方へ ~


 

 

 

取るに足りない

小さな小さな喜びを積み重ねてきた

 

 

ひと皿のスープに癒され

ひと切れのパンに満たされ

ひと夏の思い出を 生涯をかけて味わった

 

 

人が見過ごすような 歪に汚れた真珠を拾い続け

人が笑う 暗く醜い星を見つめ続けることを 止めはしなかった

 

 

なぜなら

それが何よりわたしそのものだったから・・・

 

 

 

そして今

わたしの前には一本の道が開けた

 

 

生まれた時から心は決めている

 

わたしだけの道だ 誰にも譲らない

 

 

後悔も不安もない

 

ただ前に

ただひたすら前に進むだけ・・・


 

 

逢える気がする

逢えると思う

帰れると思う

 

 

月に入(い)り禊ぐこの宵に その月は新月

 

 

願いかなえ給え

 

 

魂を打ち込み

かの日徒(ひと)に捧ぐその夢を・・・・・・・・

 

 

 

 

 

category   date 2018.09.01