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我が唯一の望み ~ クリュニー中世美術館『貴婦人と一角獣』よりの啓示 ~

 

 

 

遥かなる彼方 道は開かれ

天高く

太陽は月に渡る

 

 

陽の芳しき香りにほだされ

月は満ち

頬を染め 神を思う

 

 

太陽と月が交差する瞬間(とき)

一条の光が地球(ほし)を照らし

 

神聖極まれり

 

 

 

然して

生まれ来たる 新星の剣

果てなき闇をつらぬき

大いなる宇宙の終焉と

新たなる宇宙の 始動を刻す

 

 

 

 

大いなる宇宙の終焉・・・

 

 

すべてが無となる瞬間

 

光も闇も 音も力も

君も 我も

すべてを無くす瞬間・・・


況や

我は永久に神とともにあり

神のもとに帰し

神とともに眠る

 

 

 

我が魂の帰結する時を知りても

我が魂の無となる空を知りても

 

その時空の 無となるを知りても

 

 

されど なほ

悲しみより深き

安らぎのあらんことを 安らぎとす

 

 

我が魂にとりて

この上なき誉れ この上なき寿ぎ

これ 真実なり

 

 

 

愛の 次なるもの

時空を超えるもの

影を映さぬ光 光を超えるもの・・・

 

新たなる創造主 新星の剣に託されるもの・・・

 

 

それは

数多の次元の観念を超える次元

すべての天球を凌駕する創造性

未知なる 原始の風・・・

 

 

我 その宙(そら)は見えずとも

その輝きは永久にして

 

その煌めきは

我が唯一の望み・・・・・・・・

 

 

 

category   date 2017.08.01