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わたしへ ~ yell ~


 

 

この世には二種類の人間しかいない

美しいものを見た時

笑顔になる人と 顔を背ける人・・・


 

もし 白雪姫の継母が姫を見て微笑んでいたら 物語はどんな展開になっていただろう

もしかしたら 白雪姫は王子と結ばれていなかったかも知れない


 

この世には 障碍という贈り物がある

 

本人にとってはどう考えても有り難くないものなのだが

それは紛れもない現実であり

現実とは美しい真実の一端なのである


 

己は現実という妙なる真実の一端を担っている

己は真実の一部なのだ

 


 

障碍もまた然り

例えば心躰の障碍 男女間の障碍 金銭の障碍 災害という障碍ももちろんある

どの障碍ひとつ取っても 人生を袋小路に追い詰める

 

もう嫌だ・・・

こんな筈じゃなかった・・・

 

良い事なんてひとつもない・・・

こんな人生に何の価値があるのか・・・


 

 

けれど 障碍は果たしてただ嫌なだけのヤツなのだろうか

 

この世には

障碍を克服した者だけが味わえる世界が 間違いなくあるのだ


 

ならば

わたしは運不運では絶対に終わらせない

障碍をただの不運で済ます事など 絶対にできない

 

そんな事をしたら

障碍に意味がなくなってしまうではないか・・・


 

 

美しいものを見た時に 素直に微笑むこころ

悪を見て 素直に拒めるこころ

 

このふたつのこころは必ず身を助ける

 

ここさえ押さえておけば

どんな障碍の渦中にあっても 魂を滅ぼす事はない


 

 

克服できない障碍を抱えている人も多い

同じ人として生まれて

こんな人生があるのかと知り

それを知ったが故に 第三者のわたしですら

もう心から倖せを感じる事はできないのではないかとすら思う

 

天国は何処にも見つからないのに 至る所に地獄が顔を見せる

 

 

けれど 本当なのだ

悩み 哀しみ 苦しみ 憎しみ その障碍のすべてを超越できる領域がある


 

そして 真実なのだ

こころの美しさだけが魂の行き先を決めるという事が・・・。

 

 

美しいものから心を遠ざけてはいけない

たとえ自身がどれほどの垢にまみれていようと

美しいものを尊ぶ心だけは守り続けなければならない


 

それができれば きっと大丈夫

必ず空から綺羅星が降りてきて わたしを助けてくれる

もうすぐそこだよ

綺羅星は待っている・・・

 

 

 

category   date 2017.07.01