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一月の短歌 2017年

  • 羽子板を つく母娘眺む祖父の眼に 涙滲むる背中をさする
  • 書初めは 所願成就と決めにけり 成すか成さぬは己(おの)が聞く果て
  • 年玉に 喜ぶ子らの顔を見て 懐寒き心慰む
  • 世が休む 祝日お盆正月と 一心不乱に働き出ずる
  • 政変に テロに地震と闇ばかり 希望探して去年(こぞ)今年なり
  • 細雪 絢爛豪華正月の 帯の重さは大家(たいけ)の重荷
  • 霜焼けで赤く腫れにし児の足を 熱き湯で揉む母の手も腫れ
  • 雪を掻く 北国の児の強き瞳(め)は 春を見るなり天真一途